台湾の大学の寮はどんな感じ?4人部屋・寮費・洗濯事情を娘の本音で
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「ずっと旅行中みたいな感覚だった」
台湾の大学の寮に入ったばかりのころを、花はこう振り返ります。
4人部屋で、ルームメイトはインドネシアの子が2人と日本人が2人。洗濯機はフロアに4台だけで、10時からの授業の日でも、洗濯のために朝6時に起きています。
「台湾の大学の寮って、実際どうなの?」と気になっている方へ。部屋の中・お金・ルールまで、花から聞いた寮生活のリアルを書きます。
入寮は渡航したその日。着いてすぐ生活用品の買い出しへ
2024年9月3日、花は成田から台湾へ飛び立ちました。その日のうちに大学に着いて、入寮。そのまま生活用品を買いに行って——とにかく慌ただしかったそうです。
(渡航当日のことは渡航当日の記事に書いています)
寮選びも布団の注文も、エージェントを通して済ませていました
大学から合格証が届いたとき、封筒の中に寮費や学費、布団の注文の案内が一緒に入っていました。
寮や部屋のタイプはいくつかあって、選べるようになっていました。
わが家は、寮選びも布団の注文も、エージェントを通して済ませました。
なので入寮の日に、寮費のほかに払ったお金はありません。布団も、事前に注文してありました。
日用品は、大学の中のお店でそろいました
「シャンプーとか、日本から持っていかなきゃダメ?」と思いますよね。
大丈夫でした。大学の中に、生活用品がなんでもそろうお店(スーパーのような雑貨店)があるんです。
花がそこでそろえたのは、こんな最低限の日用品です。
- シャンプー・トリートメント・ボディソープ
- トイレットペーパー・ティッシュなどなど
- 日本製のものも数多くあります。とても品揃えも良く、髪を染めるカラー剤や、スリッパ、サンダル、掃除用具、布団類、文房具、レトルト食品、カップラーメン、お菓子など日常生活に必要なものはなんでも学校内の雑貨店で揃います。扇風機など寮で使用できる電化製品も置いてありました。






4人部屋は「上がベッド、下が勉強机」
花の部屋は4人部屋です。ルームメイトは、インドネシアの子が2人と、日本人が2人。





1人分のスペースは、写真のとおり。上がベッドで、下が勉強机と棚、横に縦長のロッカーがあります。
花に「困ることは?」と聞いたら、3つ返ってきました。
- ベッドの上以外は、ずっと靴をはいたまま
- 物を気軽に増やせない
- 夏でも洗濯を毎日回せない(これは後で書きます)
物を増やせないのは、日本から送った荷物の記事で書いた「制服と浴衣を1年半使わず持ち帰った」話にもつながります。本当に、置く場所がないんです(^^;;
最初は「ずっと旅行中みたいな感覚だった」
入ったばかりのころの気持ちを、花はこう話してくれました。
花の言葉
寮に入ったときは、自分のスペースはせまいし、初めましてで、しかも違う国の人と1年も一緒に暮らすのかって思って、最初は全然気が休まらなかった。
けど、ルームメイトがそんなに干渉してこないタイプだったから、過ごしやすかった。
自分の部屋に帰ってきたって感じはしなくて、ずっと旅行中みたいな感覚だった。それを考えたら、今はもう自分のスペースって感覚があるかも。
マットレスは固くてペラペラ。交換留学生からもらった1枚に救われた
入学したときの寮のマットレスは、固くてペラペラで、痛かったそうです。
今は、仲良くなった交換留学生が帰国するときにもらった、厚いマットレスを使っています。
交換留学生には、ほかにもいろいろもらったそうです。帰国する人から譲ってもらえるのは、寮生活ならではですね。
エアコンはカード制。4人でお金を出し合うルール
部屋のエアコンは1台。チャージ式のエアコンカードを4人でお金を出し合って買い、それで動かす仕組みです。
- カード本体は、花いわく「多分100元(約500円)くらい」(花は本体を買ったことがないそうです)
- 夏は、400元(約2000円)チャージしても2週間くらいしかもたない
- 季節や設定温度で、もちの長さは変わる
花の部屋のルールは、こうです。
- 部屋に1人のときは使わない。2人以上いるときはつけていい
- 昼間はつけない。夜、みんながお風呂から上がったあとにつけて、朝、最後に起きた人が消す
それでも全然もたない、と花は言っていました。台湾の夏の暑さが伝わりますよね(^^;;
トイレ・シャワー・洗濯は、フロアの共有スペース
トイレとシャワーは、部屋の外です。
各フロアの真ん中に共有スペースがあって、そこにトイレ・シャワー・洗面台・洗濯機・乾燥機・洗濯物の干し場がまとまっています。


トイレットペーパーは毎回持参。紙は流さない
トイレに行くたびに、自分のトイレットペーパーを持っていきます。
そして台湾では、基本的にトイレットペーパーは流せません。使った紙は、備え付けのゴミ箱に入れます。
最近は、少しいいホテルなどで、流せるところも増えているそうです。
一番大変なのは洗濯。授業が10時からでも朝6時に起きる
花が寮生活で一番大変だと言っていたのが、洗濯です。
- 洗濯機と乾燥機を使えるのは、朝6時から夜12時まで
- その台数が、1フロアに4台ずつしかない
- 4日に1回や、週1回にためて洗っても、並んだり待ったりしないと回せない
だから花は、授業が10時からの平日でも、洗濯のために朝6時に起きています。
日本で大学生活を送っていたら、まず経験しないことですよね。
冷蔵庫は「名前と日付」。1週間たつと捨てられる
寮のフロアには共同の冷蔵庫があります。ここのルールが、なかなか厳しいんです。
- 入れるものには、名前と、入れた日付を書く
- 1週間を過ぎたものは捨てられる
1週間で使いきれないものは、日付を書き換えて入れ続けているそうです。
それでも、うっかりして捨てられてしまったものもあったとか(^^;;
門限は夜12時。夜10時の点呼もある
寮のルールも、花に聞いてみました。
- 門限は夜12時。過ぎても、入り口のカウンターのおばちゃんに学生証を見せて、住んでいると証明できれば入れる
- お酒・タバコ・部屋での料理は禁止
- 正面玄関は、学生証をかざすと鍵が開く。自分の部屋は普通の鍵で、いつも持ち歩いている
夜10時に「部屋にいるか」の確認がある
日本の大学ではあまり聞かないのが、これです。
夜10時に、部屋にいるかどうかの確認(点呼)があります。去年までは週3回で、今年度から週1回になりました。
その時間に部屋にいなかったときは、次の日の朝6時までに、その区の区長の部屋の前にある紙に名前を書きます。書かないと無断外泊として点数を引かれるそうです。
毎日髪を洗うのは「当たり前」じゃなかった
花が驚いたのは、文化の違いです。
毎日お風呂に入って髪を洗うのは、当たり前じゃなかったそうです。人によるけれど、インドネシアの子や台湾人の友達は、「毎日洗うと逆に髪が傷む」「髪を染めたとき色が落ちる」という理由で、2日に1回、冬は3日に1回が普通だったりするとか。
国によっては、髪型(ドレッドなど)の関係で、毎日は洗えない人もいるそうです。
狭い寮で重宝している、横に伸びるハンガー
物を増やせない寮で、花が重宝しているのがハンガーです。
- 横にビヨーンと伸びて、バスタオルもかけられるハンガー
- 穴がたくさん空いていて、さらに多くのハンガーをかけられるハンガー
花は普段は乾燥機を使用することが多く、こちらのハンガーはちょこっと手洗い時に部屋で使用することがほとんどらしいです。
(写真に写っている、白い伸びるハンガーとグレーの穴あきハンガーです)


一人暮らしより寮でよかった。母も娘も安心
寮に入ることは、私も安心でした。
花自身も、一人暮らしは怖いし嫌と言っていたので、お互いに安心だったんです。
花は共同生活も嫌じゃないみたいです。いろんな国の人がいるので、驚く文化もあるそうですが、部屋のメンバーにも恵まれて、楽しくやっていたようです。
そういえば、花が熱を出して寝込んだときも、寮の同室の仲間が食料を運んで看病してくれました。その話は母の本音の記事に書いています。
ちなみに、渡航前の中国語合宿も4人部屋でした。台湾の大学の寮も4人部屋が多いので、その予行練習だったんです。
まとめ|台湾の大学の寮の費用と生活
- ✅ 4人部屋。花のルームメイトはインドネシア2人・日本人2人
- ✅ 上がベッド、下が勉強机。ベッドの上以外は靴のまま
- ✅ 寮費は前期49,350円・後期52,500円。冬休みも寮に残ると追加で27,401円(奨学金の記事に明細あり)
- ✅ 寮選び・布団の注文はエージェント経由で事前に。入寮の日に寮費以外の支払いはなし
- ✅ 日用品は大学の中のお店でそろう
- ✅ エアコンはチャージ式のカード。夏は400元で2週間ほど
- ✅ 洗濯機・乾燥機は1フロア4台、朝6時〜夜12時。授業が10時でも朝6時に起きて洗濯
- ✅ 冷蔵庫は名前と日付を書き、1週間で捨てられる
- ✅ 門限は夜12時、夜10時の点呼は今年度から週1回
最初は「ずっと旅行中みたい」だった寮が、今は花の「自分のスペース」になりつつあります。
渡航までのお金の全体像は、準備費用の記事で1円単位まで公開しています。
※寮のルールや料金は、大学・寮・年度によって違います。最新の情報は、各大学やエージェントに確認してください。
