台湾留学のビザ申請は大変?わが家はエージェント代行でこうなった
「ビザ申請」と聞くだけで、なんだか身構えませんか?英語や中国語の書類、役所とのやりとり、失敗したら渡航できない…。私も最初はそう思っていました。でも結論から言うと、わが家のビザ申請は「エージェントに書類を送って、待つだけ」でした。2024年に娘を送り出した実例で、必要書類・費用・スケジュール感、そして唯一ヒヤッとした「残高証明」の話まで正直に公開します。
結論:親がやることは「書類集め」だけでした
先に全体像をお伝えします。台湾留学のビザ申請でわが家がやったことは、指定された書類を集めてエージェントに送る。これだけです。
申請書の記入も、台湾側とのやりとりも、すべてエージェントが代行。しかもその代行費用は、最初に払ったエージェント費用に込みでした。「ビザ申請、大変そう」という不安は、いい意味で裏切られました。
ただし——書類集めの中に、ひとつだけ山場があります。それが後半に出てくる「残高証明」です。
台湾留学のビザは「居留ビザ」。合格証書が届いてから動き出す
台湾の大学に正規留学する場合に申請するのは、長期滞在のための居留ビザ(Resident Visa)です。申請には大学の入学許可書が必要なので、動き出せるのは正式な合格証書が届いてから。
わが家のスケジュールはこうでした。
- 7月3日:大学から正式な合格証書が到着(このときの話は合格発表の記事で)
- 7月中:書類を集めてエージェントへ発送
- 8月半ば:ビザが貼られたパスポートが手元に戻ってくる
- 9月:渡航
つまり、合格からビザ取得まで約1ヶ月半。夏休みは書類集めの季節になります。
エージェントに送った書類リスト
エージェントから指定された主な書類はこちらです。
- パスポート(原本+コピー。申請書の署名はパスポートと同じサインにする)
- ビザ申請書(エージェントの指示に沿って準備)
- 大学の入学許可書(原本は後日返却されました)
- 健康診断書(指定の様式。詳しくは次の章で)
- 銀行の残高証明(これが山場。後述します)
- 住民票などの本人確認書類・戸籍謄本
- 証明写真
原本を郵送するものが多いので、「これ、なくなったらどうしよう」とドキドキしながら発送したのを覚えています。
証明写真は写真館で「大量に」撮りました
地味な出費として記録しておきたいのが証明写真です。ビザや入学手続きで使う写真が15枚ほど必要と言われ、念のため20枚くらい用意しました。スピード写真ではなく写真館で撮影して、費用は約7,000円。留学準備の写真は今後も何かと使うので、データをもらっておくと安心ですよ。
健康診断は「指定の様式」がある。市内の総合病院で11,330円
ビザ申請には健康診断書が必要です。ただの健康診断ではなく、「居留または定居健康検査項目表(Health Certificate for Residence Application)」という決まった様式に、病院が結果を記入する形式でした。
検査項目は、日本の学校の健康診断とはだいぶ違います。
- 胸部レントゲン(結核の検査)
- 検便(寄生虫の検査)
- 梅毒の血液検査
- 麻しん・風しんの抗体検査または予防接種の記録
- ハンセン病の診察(対象者のみ)
「台湾で長期滞在しても健康上問題ありません」と証明するための書類なんですね。
わが家は、花が住む市内の総合病院の健康診断センターに事前に電話して、「海外の大学進学に必要な健康診断で、決まった用紙と検査項目がある」と伝えて、対応できるかを確認してから受診しました。この事前確認、おすすめです。当日「うちではこの検査はできません」となったら二度手間なので。
費用は11,330円でした。
最大の山場「残高証明」。本人口座に6ヶ月×50万円以上
さて、山場の話です。
ビザ申請には、申請月から遡って6ヶ月間、常に50万円以上の残高がある本人名義の口座の証明が必要でした(親名義の口座で証明する場合は、親子関係を示す戸籍謄本などが追加で必要になります)。
ここで考えてみてください。「本人名義」って、高校生の口座です。6ヶ月前から50万円以上入っている高校生の口座、パッと用意できますか?申請の直前に慌てて入金しても、「遡って6ヶ月」の条件は満たせません。
わが家が救われたのは、花が0歳のときから続けていた郵便局の口座でした。コツコツ貯めてきたお金が、まさかビザ申請でこんな形で役に立つとは。この口座のお金には実は続きの物語があるのですが、それはまた別の記事で😊
正直コーナー:英語の残高証明は1週間かかる。かなり焦りました
ここが今回の正直コーナーです。残高証明は英語版が必要だったのですが、郵便局の英文残高証明書は東京の本社での発行になるため、約1週間かかると言われました。
このときすでに提出期日までのスケジュールがタイト。窓口で「急ぎなんです」と伝えましたが、必要な日数は変わりません。そうですよね、本社発行ですもの(笑)。あとは祈るだけ——結果、なんとか間に合いました。
教訓はひとつ。残高証明は「6ヶ月の残高」と「発行の日数」の両方で時間がかかる書類。ビザ準備で一番最初に手を付けるべきは、実はここです。
ビザ申請にかかった費用のまとめ
わが家の実費はこうなりました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 健康診断(指定様式) | 11,330円 |
| 証明写真(写真館・約20枚) | 約7,000円 |
| ビザ申請の代行・申請料 | エージェント費用に込み |
エージェント費用の全体像は準備費用360万円の記事の「②出願・申請費用」に含まれています。個人でビザ申請をする場合は申請料が別途かかるので、エージェントを使うか迷っている方は「ビザ代行が費用に含まれるか」を確認しておくといいですよ。
ビザ申請のまとめ:スケジュール感と親がやること
- ✅ 台湾正規留学のビザは居留ビザ。合格証書が届いてから約1ヶ月半で取得(わが家:7月書類発送→8月半ばにパスポート返却)
- ✅ 申請手続きはエージェントが代行。費用も込みだった
- ✅ 親子でやるのは書類集め:パスポート・健康診断書・残高証明・戸籍謄本・証明写真など
- ✅ 健康診断は指定様式あり。事前に病院へ電話確認。費用11,330円
- ✅ 証明写真は約15枚必要。写真館で約7,000円
- ✅ 最大の山場は本人口座に遡って6ヶ月×50万円以上の残高証明。英文発行は約1週間かかるので最優先で着手を
最後に、正直な告白をひとつ。当時は毎日のように検索して、迷って、確認して…の連続だったはずなのに、終わってみると細かいことはどんどん忘れていくんです。だからこそ、これから準備するみなさんには「調べたこと・やったことをメモに残しながら進める」ことをおすすめします。このブログが、そのメモの代わりになれたら嬉しいです。
※ビザの要件・必要書類・金額の条件は変更されることがあります。最新情報は必ず台北駐日経済文化代表処や大学・エージェントの公式情報で確認してください。
